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ML @ Tokyo 2018: Speakers (Japanese)

Derrick Brutel https://www.flickr.com/photos/143951935@N07/

by Stacie Slotnick

Oct. 15, 2018

落合陽一氏:1987年生まれ。メディアアーティスト。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学学長補佐・准教授・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤代表、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。ピクシーダストテクノロジーズCEO。2015年米国WTNよりWorld Technology Award 2015、2016年Ars ElectronicaよりPrix Ars Electronica、EU(ヨーロッパ連合)よりSTARTS Prizeなど国内外で受賞多数。著書に『魔法の世紀』(PLANETS)、『これからの世界をつくる仲間たちへ』(小学館)など。個展として「Image and Matter (マレーシア・クアラルンプール,2016)」や「Imago et Materia (東京六本木,2017)」,「ジャパニーズテクニウム展 (東京紀尾井町,2017)」 ,「山紫水明∽事事無碍∽計算機自然(東京,渋谷)」など。

小川理子氏:パナソニック株式会社 執行役員 テクニクスブランド事業担当、アプライアンス社副社長、技術担当(兼)技術本部長、テクニクス事業推進室長で、ジャズピアニスト。大阪市西区立売堀に生まれ育つ。慶応義塾大学理工学部では、生体電子工学を専攻。音楽に深く共鳴するところから生体リズムに興味をもち、医学部と共同で研究。卒業後、1986年にパナソニック(当時の松下電器産業)に入社。音響研究所にて、音響心理、音響生理を基盤とした音響機器の研究開発に15年間従事。その後、eネット事業本部などを経て、2014年5月にオーディオ事業部門に異動し、高級オーディオブランドのテクニクス復活を総指揮。2015年、役員に就任。ジャズピアニストとしての顔も持ち、これまでに14枚のCDをリリース。現在も、平日は会社員、週末はジャズピアニストという生活を続けている。著書に『音の記憶 技術と心をつなげる』(文藝春秋)。

染谷隆夫教授:1997年東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了,博士(工学),東京大学助手,講師,助教授(後に准教授)を経て,2009年から工学系研究科電気系工学専攻教授.有機エレクトロニクス,ウェアラブルエレクトロニクスの研究に従事. 2011年3月からNEDO事業「次世代プリンテッドエレクトロニクス材料・プロセス基盤技術開発」プロジェクト研究開発責任者.  2011年8月から2018年3月科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業(ERATO型研究)「研究総括.2017年7月より科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業(ACCEL)「スーパーバイオイメージャーの開発」研究代表.

伊藤穰一は、投資家、事業家であり、ベンチャーキャピタリスト。テクノロジーの進歩における倫理とガバナンスなどの社会問題、気候変動などの環境問題、大学や研究システムの再設計などの教育問題、について主に取り組んでいる。また、MITメディアラボ 所長、MIT Media Arts and Scienceの教授として、AI、ブロックチェーン、合成生物学など、デザイン・サイエンス・テクノロジーの研究がより良い社会作りに反映されるよう支援している。


2011年MITメディアラボ所長就任直後より、「マインドフルネス」のトレーニングを指導。仏僧Tenzin Priyadarshiと共に教鞭を取る「Principles of Awareness」のクラスでは、アウェアネス(意識)とフォーカス(集中)がクリエイティブな活動のためにいかに重要であるかについて伝える。


2017年よりアメリカ芸術科学アカデミーのメンバー。Harvard Law School(ハーバード大学 法科大学院)では客員教授として、Jonathan Zittrain教授と共に、「AIにおける倫理とガバナンス」を担当。


PureTech Health取締役会議長、The New York Times、Knight財団、MacArthur財団のボードメンバーを務めている。クリエイティブ・コモンズでは、代表や取締役会議長を務めた。共同創業した株式会社デジタルガレージでは、日本初の商業インターネット・サービス・プロバイダーとして成功。Flickr, Last fm, littleBits, Optimus Ride, FormLabs, Kickstarter, Twitter等を初めとする数々の有望ネットベンチャー企業を支援した。

2011年英オクスフォード 大学インターネット研究所より特別功労賞受賞。2013年米大学機構The New Schoolより名誉博士号(文学博士)を受位。2015年米タフツ大学より名誉博士号(文学博士)を受位。2017年米Industrial Research InstituteよりIRI Medal受賞。

慶応義塾大学SFC「インターネットと社会・ラボ」研究所主席所員。2018年同大学大学院政策・メディア研究科にて博士号(論文博士:「Practice of Change (変革論)」を取得。

2016年「9プリンシプルズ-加速する未来で勝ち残るために」(早川書房)共著。2018年より米「Wired」誌にて毎月コラムを連載中。


石井裕:MITメディアラボ副所長、TTTコンソーシアム・コディレクター、タンジブル・メディア・グループ・ディレクター、Jerome B. Wiesner Professor of Media Arts and Sciences. 石井は、人、ディジタル情報、および物理環境をシームレスにつなぐヒューマン・インタラクションの研究を長年にわたって行ってきた。MITメディアラボで、ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)の新しいビジョン−Tangible Bits−を追求するために、Tangible Media Groupを設立。氏のチームは、デジタル情報に物理的な形を与えることで、抽象的なピクセルの配列から構成されるグラフィカル・ユーザ.インタフェース (GUI) を、実体感のある直接操作・感知可能なタンジブル・ユーザ・インタフェース (TUI) に変えるべく、研究を続けている。  Tangible Bitsの研究は、HCI(Human-Computer Interaction)の分野にとどまらず、インダストリアル・デザイン、建築・環境デザイン、都市設計、メディア・アートにも大きな影響を与えつつある。その業績に対し、MITから2001年にテニュア(終身在職権)を授与され、2006年には、ACM SIGCHI より CHI Academy を受賞。2010年には船井業績賞受賞。2007年4月から、MITメディアラボ副所長。MITでの活動以前には、1988年から1994年まで、NTTヒューマン・インターフェイス研究所で、 遠隔コラボレーション支援の研究グループを率い、TeamWorkStationおよびClearBoardを発明。93年〜94年にはカナダ、トロント大学の客員助教授に就任。

石井と彼のチームは、ACM CHI、CSCW、UIST、SIGGRAPH、Multimedia、Interact、ECSCW など数多くの国際会議、及び Aspen Ideas Festival, Cannes Lions Festival, IDSA, ICSID, AIGA, Ars Electronica Center, NTT InterCommunication Center (ICC), Centre Pompidou, Victoria and Albert Museum, Venice Biennale, Art Futura, 熊本市現代美術館などで、精力的に発表展示を行ってきた。石井氏は1978年に北海道大学工学部電子工学科を卒業、80年には同大学院情報工学専攻修士課程を終了し、92年に博士号を取得。

ファデル・アディーブはMITの助教授です。 彼はMITメディアラボのシグナル・キネティクスの研究グループを率いています。 彼のグループは、コミュニケーション、センシング、アクティベーションにおける人間とコンピュータの能力を高めることができる新しいテクノロジーを探求、開発しています。

アディーブの研究は、過去50年間にMITがコンピュータ・サイエンスを変えた50の方法の1つとして認識されています。 彼の業績は、CNN、BBC、ウォール・ストリート・ジャーナル、ワシントン・ポスト、ガーディアンなどの主要メディアにも紹介されています。 アディーブはフォーブスが選ぶ30歳未満の30人の1人、またMITテクノロジー・レビューが選ぶ35歳未満の世界のトップ・イノベーター35人の1人に選ばれました。

アディーブはMITの学部の一員として働く前に、MITから博士号を、ベイルート・アメリカン大学から学士号を取得しました。

ジャナン・ダッディヴィレンは、2017年1月にMITメディアラボの新しいコンフォーマブル・デコーダの研究グループを指導するために教員になりました。 このグループは、複数のアプリケーションの中でも、とりわけセンシング、作動、およびエネルギー・ハーベスティングのためのターゲット・オブジェクトと緊密に統合できる、機械適応型電気機械システムの作成に取り組んでいます。 ダッディヴィレンは、自然と人体から発せられる重要な情報は、様々な形式による物理的パターンで「コード化」されていると考えています。 彼女の研究は、これらのパターンを有益なシグナルやエネルギーに「解読」することができる、コンフォーマブル・デコーダの作成に焦点を当てています。

彼女の複合的なPhD研究には、可撓性機械エネルギーハーベスター、多機能心臓血管ステント、着用可能な血圧センサー、伸縮性皮膚モジュラスセンシングバイオパッチが含まれていました。ハーバード大学フェローシップ・プログラムのジュニアフェローとして、MIT David H. Koch総合がん研究機関でポスドクとして研究を行い、パーキンソン病のような神経障害の治療において、必要に応じて薬を注入すると同時に神経活動を正確かつ選択的に調節することが可能な、多機能で低侵襲性の脳注入微小電極装置を設計、製造しました。

ダッディヴィレンの業績は、スミソニアン、MITテクノロジー・レビュー、ポピュラー・メカニックス、CBSニュース、LAタイムズ、BBCニュース、ニューサイエンティスト、メディカル・デイリー、IEEEスペクトル、フィジクス・ワールド、ネイチャー・マテリアルズ、C&Eニュース、フォーブス、Qmed / Medical Product Manufacturing Newsなどの有名なメディアによって認められています。 ダッディヴィレンは2015年に、MITテクノロジー・レビューの「35歳未満の世界のトップ・イノベーター35人(発明家カテゴリ)」と、Forbesの「30歳未満のトップ科学者30人」に選ばれました。 またDagdevirenは、2017年のアメリカン・アカデミー・オブ・アチーブメントのイノベーション・アンド・テクノロジー・デリゲートにも選ばれました。

ミレイ・リウー(イベント運営代表、本イベント司会)は 2008年より、MITメディアラボにて産学連携の担当を務め、現在、Assistant Director of Member Relations, Asia Pacific として、主にアジア担当。リウーは2010年より、シリーズ化したこの東京イベントの主催・運営代表を務める。